2016年6月11日土曜日

道具の話 電池交換に使うはんだゴテ編

さて電池を外すところまでいったのですが、

電池交換の動画などを見ると、ハンダが固くて溶けないので

切断して、新しいものを上から再ハンダする

そのような事になっているのですが、それは単純に熱量が足りないからです。


ハンダに関しては

はんだゴテの正しい選び方、使い方

こちらに詳しく解説がありますので一読されるのをオススメしますが、

様は、弱電用の20~30Wの先の細いタイプのはんだゴテだと逃げる熱が多すぎて

ウォークマンの電池リード線先のハンダが溶けきれない、という事になります。



普通持っているのは右の方、20Wぐらいじゃないでしょうか。
左は55Wのはんだゴテです。



先端の細さの違いが出てますね。

先のはんだの解説ページによると、逃げる熱を抑えれば20Wでも原理的には
うまくいくはずですが、それには先端部分の交換が必須でしょう。

秋葉原にいける人なら千石さんとかでいくらでも入手できますが。

普通はそうはいかないので、家の中に50~60Wのはんだゴテがないか探してみてください。

お父さんかおじいちゃん、親戚に聞いてみるのも良いでしょう。

普通の電気工事では50~60wクラスのはんだゴテを使うのが普通でしたから、

必ずどこかしらにあるはずです。

温度可変式はんだゴテとか、そういうのがあればまた別ですが、

趣味の範囲を超えるのもアレですので、無ければあきらめて

切断して取り替えてください。
(所謂イモはんになりますので、そこはご注意を)



55Wのはんだゴテを使えば


この様にキレイに取れます。
(取った後の線先がどこかに触れない様に、養生しておくのをお忘れなく)

ピンセットの先も、テープを巻いてショート防止対策してます。

ここで液晶を支える基盤とバチバチッとやらかしそうになってますので、気を引き締めて

作業しましょう。





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